Vストローム250の魅力を最大限に引き出すマフラー選びに悩んでいませんか？
この記事では、バイク屋の視点から選ばれたVストローム250用のおすすめマフラー5選を詳しく解説します。
スリップオンマフラーとフルエキゾーストマフラーの違いから、各マフラーの素材による性能の違い、政府認証マフラー(JMCA)についてまで、幅広くカバーします。
自分のバイクに最適なマフラーを見つけて、Vストローム250の走行体験をさらに楽しむための情報を手に入れてください。
- Vストローム250のマフラーの選び方
- Vストローム250用マフラーおすすめ5選を解説
✔︎この記事を書いてる人
この記事を書くボクはバイク歴6年、バイク屋で整備スタッフとして4年間働いています。
まだまだ勉強中ですが、有益な情報を発信できたらなと思っています。
クラシックバイク(特に外車)が好み。
Vストローム250のカスタムマフラーの選び方
マフラー選びは、バイクの性能やサウンド、見た目を大きく左右します。
しかし、適切なマフラーを選ぶためには、種類の理解や素材の違い、さらには政府認証の重要性を把握する必要があります。
以下では、それぞれについて具体的に説明し、あなたが最適なマフラーを選ぶための参考になる情報を提供します。
スリップオンマフラーとは
スリップオンマフラーは、エキゾーストパイプ（排気管）の後端部分だけを交換するマフラーのことです。
これにより、排気音の調整や外観のカスタムが可能となります。
たとえば、スポーティなサウンドを求めるなら、スリップオンマフラーはぴったりです。
しかし、全体的な性能向上には限界がありますので、全体的なパフォーマンスアップを望む場合は、フルエキゾーストマフラーを検討すると良いでしょう。
スリップオンマフラーの特徴
- 低コストで購入できる
- 交換作業かんたん
- ドレスアップ・軽量化・音質に効果あり
- フルエキほどの性能アップは望めない
フルエキゾーストマフラーとは
フルエキゾーストマフラーは、エキゾーストパイプ全体を交換するタイプのマフラーです。
これにより、エンジンの排気効率を最大限に引き出すことが可能で、パワーアップを実現します。
たとえば、高速走行やレースを想定している方にはフルエキゾーストマフラーが最適です。
ただし、取り付けや調整には専門的な知識が必要となりますし、コストもスリップオンマフラーに比べて高くなる傾向があります。
フルエキマフラーの特徴
- スリップオンマフラーより性能アップ・軽量化できる
- 価格が高い
- 取り付け作業が難しい
マフラー素材による性能の違い
マフラーの素材は、重さや耐久性、熱伝導性に影響を与えます。
ステンレス製はコストパフォーマンスが良く、耐久性にも優れています。
一方、チタン製は軽量ですが、価格は高めです。
また、カーボン製は極めて軽量です。
あなたのバイクの利用目的や予算に応じて、最適な素材を選ぶことが重要です。
たとえば、長距離ツーリングをよく行う方は、耐久性に優れたステンレス製が適しています。
反対に、レースやスポーツ走行を主に行う方は、重量の軽減が求められるため、チタン製やカーボン製がおすすめです。
1.ステンレス
- 高く・重く・比較的丸い音質
- 錆びにくい
- スチールより軽く強度がある
- チタンほど焼けない
- コスパがいい
2.チタン
- 高く・軽く・ハジけるような音質
- 錆びない
- 圧倒的に軽い
- 薄くて高強度
- 焼け色が綺麗
- 価格が高い
3.カーボン
- 低く・重く・ハジけるような音質
- 錆びない
- チタンより軽い
- 表面温度が上がりにくい
- 表面劣化する
- 価格が高い
政府認証マフラー(JMCA)について
政府認証マフラーとは、日本モーターサイクルスポーツ協会(JMCA)の認証を受けているマフラーのことを指します。
これは、騒音や排ガス規制などの法令をクリアしたマフラーで、合法的に公道を走行できるという証明です。
たとえば、素晴らしいサウンドやパフォーマンスを発揮するマフラーでも、JMCAの認証がなければ公道での使用は違法となる可能性があります。
ただし、認証を得るためにはコストがかかるため、価格が高めになることも多いです。
それでも、法令遵守と安心感を重視するのであれば、政府認証マフラーを選ぶことをおすすめします。
大手バイク用品店で整備の依頼をする場合、JMCA対応のマフラーでなければ、断られる可能性があります。
Vストローム250のおすすめマフラー5選をバイク屋が解説
Vストローム250の性能を引き立てるマフラーの選び方を理解したところで、具体的な商品の紹介に移りましょう。
以下でおすすめの5つのマフラーをピックアップし、それぞれの特徴や適した利用シーンを詳しく解説します。
それぞれのマフラーには、特定の利用シーンや要求に最適化された特性がありますので、あなたのライディングスタイルやバイクへの期待に最も合ったものを選んでみてください。
1. ヨシムラ スリップオン R-77S サイクロン EXPORT SPEC 政府認証
Vストローム250の楽しさを増幅させるために開発された「ヨシムラ スリップオン R-77S サイクロン EXPORT SPEC 政府認証」マフラーです。
音量は近接で92dB／4000rpm、加速時で79dBとなっています。
JMCA認定、排出ガス規制適合品、騒音規制適合品という政府認証を取得しており、製品には2年保証がついています。
- アドベンチャーマシン用：ロングツーリングから街中の走行まで、あらゆるシーンを想定して開発されています。
- パワーアップ：中高回転域だけでなく、低回転域でも出力アップを実現。全域でのアクセルの開けやすさと加速力アップを両立します。
- ストレスフリーなサウンド：長時間走行でもライダーへのストレスや疲労を与えにくい音質にこだわりました。
- カバーバリエーション：ステンレスカバー、メタルマジックカバー、チタンカバー、チタンブルーカバーの4種類から選択可能。
その他、オイル交換、オイルフィルター交換、センタースタンドに対応しています。
純正オプションのサイドケースを装着可能なマフラーレイアウト設計や、センタースタンドストッパーも付属されています。
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タイプ：SSC(ステンレスカバー)／重量：2.5kg(STD4.3kg)
タイプ：SMC(メタルマジックカバー)／重量：2.5kg(STD4.3kg)
タイプ：STC(チタンカバー)／重量：2.3kg(STD4.3kg)
タイプ：STBC(チタンブルーカバー)／重量：2.3kg(STD4.3kg)
2. ビームス R-EVOスリップオンマフラー 政府認証
お次にご紹介するのは、政府認証品のマフラーです。
平成22年騒音規制に対応し、音量は89.0db（純正比で+4db）となっております。
重量はわずか2.5kgと、純正の4.1kgに比べて大幅に軽量化しています。
エレメント、フィラーキャップ、ドレンボルトに対応しているため、メンテナンスも容易です。
また、カウル加工等の面倒な作業は必要ありません。
- JMCA/政府認証品：安全性と品質が保証されています。
- 音量：89.0dbと、スポーティなサウンドを実現。
- 軽量化：純正比で1.6kgも軽量化しており、取り回しや燃費向上に寄与します。
- メンテナンス性：エレメント、フィラーキャップ、ドレンボルトに対応。
- カウル加工等不要：カスタムが初めてでも安心して取り付けられます。
このマフラーは、純正パニアケースもそのまま使用可能で、ガスケットも付属していますので、別途購入する必要はありません。
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ステンレス
ヒートチタン
カーボン
3. アールズギア ワイバンリアルスペック スリップオンマフラー
こちらのマフラーは、最高出力20.2ps（STD：19.8ps）、最大トルク2.0kg-m（STD：2.0kg-m）という優れたパフォーマンスを発揮します。
また、重量は1.9kgと、STDの4.3kgに対して大幅に軽量化されています。
オイル交換、オイルフィルター交換、純正センタースタンドの使用、オプションサイドケースの使用が可能で、メンテナンスも容易です。
政府認証品で、平成28年度排出ガス規制に適合しています。
- パワー&トルクアップ：全回転域にわたりパワーとトルクがアップし、よりトルクフルで刺激的なライディングを実現。
- 軽量化：STD比で大幅に軽量化され、バイクのハンドリングを改善します。
- メンテナンス性：オイル交換、オイルフィルター交換、純正センタースタンドの使用、オプションサイドケースの使用が可能。
- 政府認証品：安全性と品質が保証され、平成28年度排出ガス規制に適合しています。
- スタイリッシュなデザイン：異形デザインのリアルスペックサイレンサーを採用し、スタイリッシュで心躍るビッグツインサウンドを実現。
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サイレンサータイプ：チタンドラッグブルー
サイレンサータイプ：チタンポリッシュ
4. ビームス GT-CORSA スリップオン ヒートチタン 政府認証
このマフラーは、JMCAおよび政府認証品として、平成22年騒音規制に対応しています。
重量は2.7kgと、純正の4.1kgと比べて大幅に軽量化されており、音量は90.0dbとパワフルな音を実現しています。
エレメント、フィラーキャップ、ドレンボルトの取り扱いも可能で、カウルの加工は不要です。また、純正パニアケースも使用することができます。
- JMCA/政府認証品: 平成22年騒音規制に対応しており、品質と安全性が保証されています。
- 軽量化: 純正の4.1kgと比べて2.7kgと大幅に軽量化されています。
- パワフルな音: 90.0dbの音量で、ドライブ感を高めます。
- 簡易な取り付け: エレメント、フィラーキャップ、ドレンボルトの取り扱いが可能で、カウルの加工は不要です。
- 純正パニアケース対応: 純正のパニアケースを使用することができ、荷物の収納が便利です。
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5. SP忠男 POWER BOX (パワーボックス) パイプ
Vストローム250に対応するこのPOWERBOX PIPEは、3000rpm-6000rpmでのパワーを引き出し、バイクのパフォーマンスを大幅に改善します。
スポーティーなフットワークと高いギア選択を可能にし、トルク強化とサウンドの変化をもたらします。
ギアごとの回転域も広がり、ライダーのストレスを軽減。日常のバイクライフを更に活気づけます。
加えて、POWER BOX メガホンと組み合わせることで、さらなるパフォーマンスの向上が期待できます。
- パワーアップ: 3000rpm-6000rpmでパワーを引き出し、バイクのパフォーマンスを向上させます。
- スポーティーなフットワークと高いギア選択: トルクの向上により、高いギア選択が可能になります。
- サウンドの変化: 少しだけ変化するたくましいサウンドが特徴です。
- 幅広い回転域: 各ギアで利用できる回転域が広がります。
- ストレス軽減: ライダーが抱え込んでいたストレスを軽減し、バイクとの日々を活気づけます。
さらに、製品は超軽量ステンレスパイプを使用し、ドレンボルト、フィルター、センタースタンドのメンテナンスが可能です。そして、何よりこの製品は日本製で、公道走行可能です
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Vストローム250のスリップオンマフラーは自分で取り付けできる？
スリップオンマフラーは、エキゾーストパイプの後端部分のみを交換するため、一般的には自分での取り付けも可能です。
しかし、取り付け作業はバイクのパフォーマンスに大きく影響を与えますので、適切な知識と技術が必要です。
自信がない場合や、取り付けによるトラブルを避けたい場合は、専門店に依頼することをおすすめします。
>>現役整備士がおすすめするバイク用工具はこれだ【最低限これでOK】
まとめ｜Vストローム250のマフラーをカスタムして楽しもう
マフラー選びはバイクライフを大きく豊かにする一方で、適切な知識がないとパフォーマンス低下や法的トラブルにつながる可能性もあります。
この記事を通じて、マフラーの種類や選び方、取り付け方法について理解を深めた上で、あなたのVストローム250にぴったりのマフラーを見つけて、バイクライフを一層楽しんでください。
>>Vストローム250のおすすめカスタムパーツまとめはこちら
