この記事ではこういった疑問を解決します。
自分の愛車が盗難されたとき、犯人をボコボコにしてやりたいと思うかもしれませんが、それは絶対にNG。
万が一、現行犯で犯人を見つけたとしても、危害を加えるのはよくありません。
そこで、愛車が盗まれたとしてもいいように、自分の心に余裕を持たせておくことが大事。
多くの場合、お金に余裕があれば、解決するでしょう。
つまり、
「バイク盗まれたけど、保険金でなんとかなるから、まあいいか。」
といった具合に。
もちろん、それで気が済むとは思えませんが、何も対策していなかったら、一円も返ってきません。
返ってくるのは部品取りにされた車体や、ナンバープレートだけ、といったところでしょう。
どんなバイクも、盗まれる前提で考えておくのがベスト。
そこでこの記事では、バイクが盗まれないような、盗まれたとしてもダメージを最小限に抑える手段を、今回の記事では紹介します。
ちなみに、盗難バイクランキングを知りたい方はこちらの記事へ↓(ワースト一位はあのバイク…。)
【バイク盗難ランキング】2023年ワースト1位は、、人気のあの車種!
それでは、最後までお付き合いください。
- 盗難犯人をボコボコにしたらどうなるか解説
- 盗難されない対策を解説
- 盗難されてもダメージを最小限に抑える方法を解説
✔︎この記事を書いてる人
この記事を書くボクはバイク歴6年、バイク屋で勤務。
整備士として働いています。
まだまだ勉強中ですが、有益な情報を発信できたらなと思っています。
クラシックバイク(特に外車)が好み。
バイク盗難犯人をボコボコにしても不幸になるのはあなた自身。【対策教えます】
まず、バイクの盗難犯人を現行犯で目にした場合、犯人をボコボコにしたらどうなるのか。
答えは、ケースバイケースなので、断言はできませんが、正当防衛のような扱いになる場合もあります。もちろん、ならない場合もあります。そうなれば、バイクを盗まれたあなた自身も加害者の立場になってしまうということですね。
つまり、バイクを盗んだ犯人だろうと、危害は加えない方がいい。ということです。
相手が逆ギレして、あなた自身が怪我を負うリスクも十分に考えられますからね。
冒頭でも述べましたが、盗まれてもダメージ(精神的・金銭的)を減らす対策をするのがベスト。
例えば、バイクの盗難保険に加入さえしていれば、盗まれたとしても、保険金が返ってきます。そのお金を元手に新たなバイクを買うことも可能です。
盗まれても、心の余裕ができますよね?
ZuttoRide Clubで査定額と保険料を調べる- 犯人をボコボコにしたら、あなたが自身が罪に問われる可能性もあり。
- 盗まれたときのダメージ(精神的・金銭的)を減らして、心に余裕を持たせることが大事。
- 「バイクは盗まれるもの」という意識をもつ。
【盗まれないための対策①】バイク盗難の被害件数や実態を知る
まず、敵(盗難犯人)のことを知ることが重要です。
相手のことを理解しない限り、対策もできません。
バイク盗難の被害件数はどのくらいか知っていますか?
答えは、年間に7,569件(2021年)です。
実は、盗難件数自体は年々減っています。(2015年は35,486件)
理由は、イモビライザー(電子照合システムを搭載したキー)を搭載した車両や盗難グッズの進化が考えられます。
しかし、ここで安心してはいけません。
盗難件数自体は減っていても、検挙数(犯人が捕まる)確率はほとんど変わっていないのです。
盗難件数と検挙率のデータは以下の通りです。(犯罪統計のデータを元に作成)
2015 | 2016 | 2019 | 2020 | 2021 | |
---|---|---|---|---|---|
被害件数 | 35,486件 | 24,304件 | 11,255件 | 9,018件 | 7,569件 |
検挙率 | 11.3% | 15.2% | 21.5% | 16.5% | 17.0% |
検挙数 | 3,994件 | 3,690件 | 2,422件 | 1,489件 | 1,289件 |
表から読み取れるように、被害件数は減っていますが、検挙率は15%前後とほとんど変わっていません。
ちなみに、7,569件の盗難件数が少ないと思うかもしれませんが、一日あたり約20台のバイクが盗まれていることになります。
少ない数字とはいえませんよね。
プロの窃盗団は、頑丈なチェーンロックでも破壊できてしまう工具を持っていますし、複数人でバイクを持ち上げて、盗んでしまう事例も実際にあります。
つまり、どんなに対策をしても、窃盗団に目をつけられたら、けっこう厳しいということ。
とはいえ、チェーンロックやバイクカバーなどの盗難グッズは必須です。犯人に目をつけられない対策は確実にするのがベスト。
【盗まれないための対策②】バイクロックをする
盗まれないための対策というのは極めて基本的なことです。
基本的なことをするかしないかで、盗まれる確率は減らすことが可能。
犯人側の立場に立てば、わかりますよね?
- Aさんのバイク→バイクロックをつけている
- Bさんのバイク→バイクロックを二重につけている
- Cさんのバイク→何もしていない
あなたなら、どのバイクを盗みますか?
おそらく、Cさんのバイクに目をつけるのではないでしょうか。
とにかく、盗むために必要な手間を増やしましょう。
それが盗難の確率を確実に下げる方法です。
高いバイクロックじゃなくてもいいです。安いチェーンロックを3つ4つ、つけていれば、視覚的に犯人を寄せ付けません。
ちなみに、ツーリング先でも油断はできませんよ。(特に宿泊先や長時間の駐車)
【盗まれないための対策③】バイクカバーをする
二つ目はバイクカバーをすること。
この対策もバイクロックの延長線上ですね。
視覚的にバイクを隠して、手間を増やすことが大事。
安いものだと、すぐに破れたり、湿気が溜まったりするので、しっかりとしたバイクカバーがおすすめ。
▽デイトナ製は安定
【盗まれないための対策④】バイクガレージを借りる
三つ目は、バイクガレージを借りること。
バイクカバー+バイクロックの最上級版です。
これ以上の盗難対策といったら、ガレージに防犯カメラやアラームを取り付けることくらいでしょう。
都会でアパート暮らしの方でも、レンタルガレージを借りることができるので、チェックしてみてください。
どこも満室のケースが多いので、空きがあればチャンスかもしれません。
バイクガレージの価格や広さなどについてはこちらの記事で詳しく書いています。↓
もし、盗まれてしまったときのダメージを減らす方法
- バイクロック
- バイクカバー
- バイクガレージ
- 防犯カメラ
- アラーム
どんな対策をしても、盗まれるときは盗まれます。
もちろん、確率を減らすことは可能ですが。
これらの対策は盗まれないための対策であって、盗まれた場合の保証は何もありません。
逆にいうと、「バイクガレージを借りれない!(金銭面的にも場所的にも)」「アパートの駐輪場にしかバイクを置くスペースがない」という方はバイクロックに何千、何万円もかけるよりも、盗難保険に加入した方がお得です。
盗難対策を何もせずに盗まれたとしても、掛け金に応じて、しっかりお金が返ってきます。
しかも、バイク本体の盗難だけでなく、マフラーの盗難や鍵穴のイタズラなどにも保証があります。
それでいて、掛け金は「月々370円〜」。これを日割りにすれば、1日あたり12円。
保険料の例はこんな感じ↓
- 5万円 →¥4,400/年 →¥367/月 →¥12/日
- 30万円 →¥12,700/年 →¥1,059/月 →¥35/日
- 100万円 →¥34,700/年 →¥2,892/月 →¥96/日
- 200万円 →¥63,000/年 →¥5,250/月 →¥175/日
安いと思うか高いと思うかはあなた次第です。
>>バイク盗難保険はZuttoRideClubがおすすめな7つの理由
ZuttoRide Clubで査定額と保険料を調べるバイク盗難に関するおすすめ記事3選
① ZuttoRideClubの盗難保険がおすすめの理由を解説しています。また、犯罪件数などのデータも解説しています。
② バイクロックは正しい方法でできていますか?頑丈なチェーンでも正しい方法でなければ、あっさり切られてしまう可能性もあります。
③ バイクの盗難保険に加入するか迷っている方に向けた記事です。月々370円〜から加入できるので、加入のハードルはとても低いです。
【まとめ】盗難対策をしっかりして、心に余裕を持とう。
さて、いかがでしたでしょうか。
バイクを盗んだ犯人をボコボコにする前に、まずは対策をしっかりすることが大事。
危害を加えれば、あなたが罪にとわれることも考えられます。
そうならないために、盗難対策と盗まれたあとの対策をしっかり行って、心に余裕を持ちましょう。
さまざまな対策をして、盗まれたとしても、保険にさえはいっていれば、お金は戻ってきます。
そのお金を元手に新しいバイクを買うことも可能になります。
世の中にある、サービスを利用して、賢く愛車を守りましょう。
それでは、また。