『モンキー125』をより安全に、より快適に乗るため、多くのバイク愛好者がローダウンを試みます。
この記事では、バイク屋が実際にモンキー125をローダウンする4つの方法を解説します。
具体的には、ローダウンキットの取り付け、ローダウンシートへの交換、ローダウンシートブラケットの取り付け、そして、短いリアサスペンションへの交換について詳しくご紹介します。
これらの方法を利用することで、足つきが大幅に改善されます。
どの方法もYouTube等を参考に自分で取り付けることができ、工賃を節約できるため、初めての方でも安心して挑戦できます。
- モンキー125をローダウンするメリット
- モンキー125をローダウンする方法4選を解説
✔︎この記事を書いてる人
この記事を書くボクはバイク歴6年、バイク屋で整備スタッフとして4年間働いています。
まだまだ勉強中ですが、有益な情報を発信できたらなと思っています。
クラシックバイク(特に外車)が好み。
モンキー125をローダウンするメリット
モンキー125をローダウンすることの主要なメリットは、足つきの向上にあります。
これは、特に停車時や低速時において、バイクのコントロールがしやすくなり、安全性が向上します。
また、足つきが良いと、バイクに乗る際の不安や緊張感が軽減されるため、よりリラックスしてバイクを楽しむことができます。
何人かはローダウンの必要性を疑問に思うかもしれませんが、特に初心者の方や身長が低い方にとって、足つきの良さはバイク運転の基本であり、コンフィデンスの源泉とも言えます。
兵庫県立甲山森林公園に行ってきました(・∀・)
モンキー125はあれから、5cmローダウン、シートも低くして足つきが良くなりました!(身長149cm短足w)#モンキー125 pic.twitter.com/SueZeNRYKU— yucchi (@yucub28) December 1, 2019
モンキー125をローダウンする方法4選を解説
モンキー125をローダウンする方法は以下の4つです。
- ローダウンキットを取り付ける
- ローダウンシートに交換する
- ローダウンシートブラケットを取り付ける
- 短いリアサスペンションに交換する
それぞれの方法について解説します。
くるくるハンドルとフロント50mmローダウン。先代をリスペクトするならこのスタイルの方が絶対に似合ってると思うのよ😎#モンキー125 pic.twitter.com/ltVTp5jjuk
— アイアン渡辺🍥 (@watanabekou) April 24, 2023
1. ローダウンキットを取り付ける
ローダウンキットを取り付けることは、モンキー125を安全にローダウンするための効果的な手段です。
これはリアサスにリンクを組むことで、-20mmほどのローダウンが可能になります。
リアサスとは、バイクの後部のサスペンションのことで、これを調整することでバイクの高さを変えることができます。
例えば、低い位置での安定性が向上し、取り回しがしやすくなります。
一部の人々は、標準の設定で十分と主張するかもしれませんが、個々の身体的特徴や運転スタイルに合わせてカスタマイズすることで、より快適かつ安全にバイクを楽しむことができます。
NA Metal Craft エヌエーメタルクラフト ローダウンキット
こちらのローダウンキットは、スタンダードサスペンションを基礎に設計されています。
特別な加工なしでボルトオンで取り付けが可能で、リヤ車高を20mmローダウンすることができます。
小柄な方や、足つきに不安を感じている方にとって、このキットは足つきが大幅に改善され、最適な車高に調整することが可能となります。
ノーマルのサスペンションでも使用可能で、簡単に車高を下げることができるので、カスタム感も増し、より安心してバイクに乗ることができるようになります。
- スタンダードサスペンションを基礎に設計
- ボルトオン装着可能で特別な加工不要
- リヤ車高を20mmローダウン
- 足つきが改善され、小柄な方に最適
- ノーマルのサスでも使用可能
- 品質や質感が高い
- カスタム感があり、足つきが向上する
- サイドスタンドの角度が浅くなるため、ショートサイドスタンドの用意が無難
- 値段は高めだが、効果は抜群
- エンデュランスのローダウンブラケットと合わせて導入することで、更に足つき改善
- ジャッキアップして作業する方が楽
- ドレスアップにも適している
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2. ローダウンシートに交換する
ローダウンシートを取り入れることもまた、20mm-50mmほどローダウンし、モンキー125の足つきを改善する効果的な方法です。
このシートの特徴は、シート自体が低く設計されているため、ライダーがより地面に近い位置でバイクに座ることができます。
これにより、足がしっかりと地面に着くため、停車時の安定性が向上します。
シートの交換は、外観の変化があるため、一部の方からは好みの問題とされるかもしれませんが、安全性と快適性を重視するならば、大いに試す価値があります。
KITACO キタコ カスタムシート
このカスタムシートは、スマートかつスポーティで、バイクにカフェスタイルの趣をもたらします。
シンプルかつ洗練されたブラックカラーが、バイクのデザインを引き立てます。
このシートは、タックロールタイプで、サイズは全長×全幅:445×235mm、シート厚が50mmダウンしており、ノーマルシートに比べて全長と全幅がコンパクトになっています。
これにより、足つき性が向上し、ライディングの際にも安定した座り心地を提供します。
更に、キタコ社製のグラブバー、サイドグリップも使用可能で、カスタムの選択肢が広がります。
このシートは、そのデザインと機能性で多くのバイク愛好者に選ばれています。
- カラー:ブラック
- 素材:スチール製
- サイズ:全長×全幅:445×235mm(ノーマル:520×340mm)、シート厚:50mmダウン
- スタイル:スポーティかつタックロールタイプ、カフェスタイル
- 仕様:キタコ社製グラブバー、サイドグリップ使用可
- 足つき性:向上
- 体が大きめの人にはシートが少し狭く感じるかもしれない
- クッションが固めで、シート幅が細いためニーグリップしやすい
- デザインが洗練されており、多くのユーザーから好評
- 足つきはかなり良好だが、クッションが硬いため長時間の使用はお尻が痛くなりそう
カスタムシートについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
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3. ローダウンシートブラケットを取り付ける
ローダウンシートブラケットの取り付けも、純正シートを保持しながら、バイクを15mmほどローダウンする方法として推奨されます。
これは、シートの位置を調整することで、足つきを自然に改善させるアイデアです。
特に、バイクの外観を変えたくない方にとって、最適な解決策と言えます。
この方法でも、一部の方々は外観の微細な変化に抵抗を感じるかもしれませんが、この小さな変化が、乗り心地と安全性の大きな向上をもたらします。
ENDURANCE エンデュランス ローダウンブラケット
このローダウンシートブラケットは、シート前方を約15mm下げることで、足つき性が向上しつつ、純正シートの快適さを保持できる特性を持っています。
特に、女性ライダーなどにも適しています。材質は鉄で、電着塗装仕上げにより、耐久性も確保。
取り付けも簡易で、特別な加工をすることなく、基本的な工具での取り付けが可能です。
この商品を用いることで、タンクとシートの間の隙間も改善され、バイク全体の見た目も向上します。
保証期間は1ヶ月となっており、取り付け時間は0.2hとなっています。
- シート前方を約15mm下げ、足つき性が向上
- 純正シートの快適さを保持
- 材質は耐久性のある鉄、電着塗装仕上げ
- 基本的な工具で簡単に取り付け可能
- タンクとシートの間の隙間が改善され、見た目も良くなる
- 保証期間1ヶ月、取り付け時間0.2h
- 取り付けは短時間で可能、純正のボルトを流用
- 劇的な変化はないが、足つきが多少良くなった
- シートは前下がりになるが、リアもローダウンするかは悩むところ
- 短足な乗り主にはシート高が下がり足つきが改善される効果あり
- シート前方とタンクの隙間が少し無くなり、見た目が良くなる
- 純正シートの座り心地をキープしたい人におすすめ
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4. 短いリアサスペンションに交換する
純正より短いリアサスペンションに交換することも、20mm-50mmほどローダウンし、安全性を向上させる有効な方法です。
これにより、バイク全体のバランスを保ちつつ、足つきの改善が期待できます。
一部は、純正のサスペンションで十分と感じるかもしれませんが、バイクとの一体感や安定感が増すため、長距離の走行や、様々な地形での運転がより安心して行えます。
また、リアサスペンションの交換は、バイクのハンドリングや快適性にも影響を与えます。
短いリアサスペンションは、通常、反応が早く、コントロール性が向上します。しかし、乗り心地が硬くなる可能性もあるため、自分の運転スタイルや好みに合わせて選ぶ必要があります。
細かな調整や選択が必要になるかもしれませんが、それによって得られる運転の快適性や安全性の向上は、その労力を十分に補って余りあるものとなるでしょう。
KN企画 YSS モンキー カブ ゴリラ CUB リアショック リヤショック リアサス リヤサス 310mm 黒/レッド
YSS HYBRID ガスショックのリアショック 310mm 黒/レッドは、特にスーパーカブ50,90、モンキー、CD90などのバイクに適合する設計となっています。
このショックは、2本1台分の価格で提供され、長さは310mmです。
また、上下側カラー内径は10mmで、12mmに変更可能な変更カラーも付属しています。
最大径は62mmになります。対応車種であっても年式等で取り付けできない場合もあるため、サイズ確認が必要です。
足廻りを強化することで、乗り心地の向上が期待できる商品です。
- 対応車種:スーパーカブ50,90、モンキー、CD90
- 長さ:310mm
- 上、下側カラー内径:10mm(12mmに変更可能)
- セット価格:2本1台分
- 足廻り強化による乗り心地の向上
- CD125に装着し、純正よりも衝撃を和らげる機能が確認できた。
- ジョルカブ用に購入し、純正と同じ長さでポン付け可能だったが、少し太いためチェーンカバーに軽く当たる。
- 交換にはサイドカウルとマフラーを外す必要があり、作業はそこそこ大変。
- 直線走行時は少し固く、少ししなやかに感じられ、曲がるときはリアがしっかり踏ん張る。
- 総じて大変良い買い物だったとの評価
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モンキー125のローダウンはサイドスタンドの長さに注意!
モンキー125をローダウンする際は、サイドスタンドの長さに注意しましょう。
10mmほどのローダウンであれば、純正サイドスタンドでも問題ないですが、大幅なローダウンをする場合にはショートサイドスタンドに交換するべきです。
純正サイドスタンドの長さのまま、ローダウンしていくと、バイクは直立していきます。
平坦な場所では問題ないかも知れませんが、場所によってはバイクが転倒する恐れも考えられます。
なので、ローダウンする際はショートサイドスタンドの交換も合わせておすすめします。
SP武川製のスタンドは、長さを調整できるのでおすすめ!
モンキー125のローダウンは自分で取り付けして工賃を節約しよう!
モンキー125のローダウン作業を自分で行うことで、専門のショップに頼むよりも大幅にコストを削減できます。
YouTubeなどを利用すると、適切な方法での取り付けや調整方法が学べ、また、適切な工具やパーツクリーナーなどの選定もできます。
このような自分でのカスタマイズは、バイクとの親しみや理解を深める絶好の機会でもあります。
一部の人々は自分での取り付けを躊躇するかもしれませんが、正しい知識と工具を用いれば、プロフェッショナルな仕上がりも可能です。
そして、その達成感は、バイクへの愛着を一層深めてくれるでしょう。
おすすめ工具やケミカル類は、以下のリンクを参考にして下さい。実際に現場で使用しているものも紹介してます。
>>現役整備士がおすすめするバイク用工具はこれだ【最低限これでOK】
>>【整備士が選ぶ】持っていると便利なバイク用ケミカル15選!!
>>『整備士が解説』バイク用メンテナンススタンドのおすすめはコレ!
まとめ|モンキー125をローダウンして足つきアップ!!
ローダウンキットの取り付け、ローダウンシートの導入、シートブラケットの使用、短いリアサスペンションの交換など、モンキー125をローダウンする方法は多岐にわたります。
これらの方法は、足つきの向上により、特に低速時や停車時の安定性を高め、バイク操作の自信と快適性を向上させます。
反論として、これらの変更が外観や乗り心地に影響を与える可能性はあるものの、適切な選択と調整によって、より自分に合ったカスタマイズが可能となります。
モンキー125をより安全で、より楽しく運転するために、これらのローダウン方法を検討してみてください。
ローダウンやシート交換等でいろいろして、ここまで足がつくようになりました。☺️💕#モンキー125 pic.twitter.com/hJAlLADW8t
— くま子 (@monf125) December 28, 2021