ダックス125のオーナーは、バイクのパフォーマンスやサウンドの向上を求め、マフラー選びに頭を悩ませています。
そこでこの記事では、バイク屋の視点から、ヨシムラのマフラーについて詳しく解説します。
この記事を通して、ダックス125に合うヨシムラマフラーの選び方や、それぞれのマフラーの特徴、そして取り付け方法まで、幅広く学ぶことができます。
マフラー選びでの悩みや疑問を解消し、より良いバイクライフを送る一助となることでしょう。
- ダックス125用マフラーの選び方
- ダックス125用ヨシムラマフラーのおすすめ3選を解説
✔︎この記事を書いてる人
この記事を書くボクはバイク歴6年、バイク屋で整備スタッフとして4年間働いています。
まだまだ勉強中ですが、有益な情報を発信できたらなと思っています。
クラシックバイク(特に外車)が好み。
ダックス125のマフラーの選び方を解説
バイクのマフラー選びは、パフォーマンスやサウンド、そして見た目に影響を与える重要な決定です。
ダックス125のオーナーが理想のマフラーを選ぶためには、まず自身のバイクに対する期待値や要求を明確にする必要があります。
例えば、パフォーマンス向上を主目的とする方は、排気効率の良いマフラーを、サウンドやデザイン重視の方は見た目や音質の良いものを選びます。
ただし、選んだマフラーによっては公道走行が許可されない場合もあるので、用途による制約も考慮しなければなりません。
マフラーをヨシムラのに変えた
音がいいし見た目もかっこいい!!あと、サイドスタンドを
下ろしやすいように
加工してもらいました。#Dax125 pic.twitter.com/m9t5VrKQOS
— いわし (@yousoro_04) September 6, 2023
スリップオンマフラーとは
スリップオンマフラーは、エキゾーストパイプ(排気管)の後端部分だけを交換するマフラーのことです。
これにより、排気音の調整や外観のカスタムが可能となります。
たとえば、スポーティなサウンドを求めるなら、スリップオンマフラーはぴったりです。
しかし、全体的な性能向上には限界がありますので、全体的なパフォーマンスアップを望む場合は、フルエキゾーストマフラーを検討すると良いでしょう。
スリップオンマフラーの特徴
- 低コストで購入できる
- 交換作業かんたん
- ドレスアップ・軽量化・音質に効果あり
- フルエキほどの性能アップは望めない
フルエキゾーストマフラーとは
フルエキゾーストマフラーは、エキゾーストパイプ全体を交換するタイプのマフラーです。
これにより、エンジンの排気効率を最大限に引き出すことが可能で、パワーアップを実現します。
たとえば、高速走行やレースを想定している方にはフルエキゾーストマフラーが最適です。
ただし、取り付けや調整には専門的な知識が必要となりますし、コストもスリップオンマフラーに比べて高くなる傾向があります。
フルエキマフラーの特徴
- スリップオンマフラーより性能アップ・軽量化できる
- 価格が高い
- 取り付け作業が難しい
マフラー素材による性能の違い
マフラーの素材は、重さや耐久性、熱伝導性に影響を与えます。
ステンレス製はコストパフォーマンスが良く、耐久性にも優れています。
一方、チタン製は軽量ですが、価格は高めです。
また、カーボン製は極めて軽量です。
あなたのバイクの利用目的や予算に応じて、最適な素材を選ぶことが重要です。
たとえば、長距離ツーリングをよく行う方は、耐久性に優れたステンレス製が適しています。
反対に、レースやスポーツ走行を主に行う方は、重量の軽減が求められるため、チタン製やカーボン製がおすすめです。
1.ステンレス
- 高く・重く・比較的丸い音質
- 錆びにくい
- スチールより軽く強度がある
- チタンほど焼けない
- コスパがいい
2.チタン
- 高く・軽く・ハジけるような音質
- 錆びない
- 圧倒的に軽い
- 薄くて高強度
- 焼け色が綺麗
- 価格が高い
3.カーボン
- 低く・重く・ハジけるような音質
- 錆びない
- チタンより軽い
- 表面温度が上がりにくい
- 表面劣化する
- 価格が高い
政府認証マフラー(JMCA)について
政府認証マフラーとは、日本モーターサイクルスポーツ協会(JMCA)の認証を受けているマフラーのことを指します。
これは、騒音や排ガス規制などの法令をクリアしたマフラーで、合法的に公道を走行できるという証明です。
たとえば、素晴らしいサウンドやパフォーマンスを発揮するマフラーでも、JMCAの認証がなければ公道での使用は違法となる可能性があります。
ただし、認証を得るためにはコストがかかるため、価格が高めになることも多いです。
それでも、法令遵守と安心感を重視するのであれば、政府認証マフラーを選ぶことをおすすめします。
大手バイク用品店で整備の依頼をする場合、JMCA対応のマフラーでなければ、断られる可能性があります。
ダックス125用ヨシムラマフラーの評価と口コミをバイク屋が解説!
ヨシムラマフラーは、ダックス125オーナーにとって、高い評価と信頼を得ています。
このマフラーは、性能、耐久性、そしてサウンドの三拍子を兼ね備えています。
特に、機械曲GP-MAGNUMサイクロンや機械曲ストレート762サイクロンは、数多くのバイクエンスージアストから支持を受けています。
しかし、一部のユーザーからは、価格が高いとの指摘もありますが、その価値は十分に理解できるでしょう。
本記事では、これらのマフラーの特徴や、バイク屋の専門家の評価、実際のユーザーの口コミを深堀りしていきます。
1. YOSHIMURA ヨシムラ 機械曲GP-MAGNUMサイクロン TYPE-UP EXPORT SPEC 政府認証
この政府認証のヨシムラマフラーは、ダックス125用に特別にデザインされています。
主要素材として腐食に強いステンレスが採用され、品質には特に自信を持っています。
このマフラーには、中低速の扱いやすさを保ちつつ、高回転域で優れたレスポンスを実現する性能があります。
また、アイドリングから豊かな鼓動感あふれるサウンドを演出し、回転を上げるほどにスポーティで爽快なサウンドが楽しめます。
サイレンサーエンドに「GP-MAGNUM」ロゴがレーザーマーキング加工で施され、個性を表現。その他のカスタムパーツとの組み合わせも可能で、独創的なカスタマイズを楽しむことができます。
さらに、ヒートガード付属で安全性も確保されています。
取り付け後やっと試乗〜🏍
めっちゃ気持ちいい🤩#ダックス125 #DAX125 #YOSHIMURA #ヨシムラ pic.twitter.com/Ek9YLuORfq
— ユー🦈ミチィ (@25R_80HARRIER) March 30, 2023
- 政府認証マフラーであり、JMCA認定
- 排出ガス規制及び騒音規制適合品
- ステンレス製で腐食に強い
- 中低速の使い勝手と高回転域でのレスポンスを両立
- アイドリングから高回転域まで鼓動感あるサウンド
- サイレンサーエンドに「GP-MAGNUM」ロゴをレーザーマーキング加工
- サイレンサーカバーや内部のグラスウールはリメイク可能
- ヒートガード付属
- メーカー2年保証付き
- 別途ホンダ純正ガスケットが必要
- 付属パーツで取り付け可能で、約10分で取り付け可能。
- 排気音は純正に近い。
- 高回転域でわずかに馬力が上がる。
- 街中では目立つデザイン。
- アップマフラーでダックス125には適していて、ダウンマフラーは好みではないとの意見あり。
- ハンターカブと比較しても、アップマフラーのダックス125はカッコ良いとの評価
▽購入はこちらから(マフラー素材はリンク先から選べます!)
2. YOSHIMURA ヨシムラ 機械曲ストレート762サイクロン 政府認証
「Dax125用ストレート762サイクロン」は、ヨシムラの50年以上の伝統と信頼性を持つ直管スタイルマフラーです。
このマフラーは、シャープでパワフルな加速性能と躍動感溢れるサウンドで、ライダーを虜にするでしょう。
大口径のΦ76.2のテールパイプが特徴で、迫力のルックスと豊かな低音を提供します。
ステンレス材を用いて製作されており、耐腐食性に優れています。
さらに、特殊塗料によるつや消しブラック塗装が、耐熱性能を向上させています。
標準マフラーの5.3kgに対し、1.8kgの軽量化が実現し、低重心化とのシナジーで軽快なライディングフィールをもたらします。
そして、このストレートサイクロンは、赤エンブレムとプレス成型の「ヨシムラ」ロゴで、その個性と存在感をアピールします。
ヨシムラストレートサイクロン良い❣️#ダックス125#dax125 #ヨシムラ pic.twitter.com/SDnomzF0g3
— みのる@ (@minoruyuasa) June 26, 2023
- JMCA認定の政府認証マフラー
- 排出ガス規制及び騒音規制適合品
- メーカー2年保証付き
- 車両型式: 8BJ-JB04、エンジン型式: JB04
- ステンレス材の使用とつや消しブラック塗装で耐腐食性と耐熱性能が向上
- 大口径のΦ76.2のテールパイプで迫力のルックスと豊かな低音
- 5.3kgから1.8kgへの40%以上の軽量化
- ストレートサイクロンの赤エンブレムと「ヨシムラ」ロゴ
- 生産の一部工程をヨシムラアジア(タイ)で行っています。
- 純正からの変化で、サウンドと見た目の良さ、満足感が抜群であった。
- 商品画像では車体下が擦りそうに見えたが、実際には特に問題なかった。
- 取り付けは難しくないが、説明書通りの手順では取り付けにくい部分があった
▽購入はこちらから
3. YOSHIMURA ヨシムラ 機械曲ストレート762サイクロン TYPE-UP 政府認証
ヨシムラの「Dax125用ストレート762サイクロンTYPE-UP」マフラーは、挑戦的なルックスと卓越したエキゾーストサウンドでライダーの心を魅了します。
このマフラーは、ヨシムラの伝統的な直管スタイルにアップタイプのレイアウトを融合し、50年以上にわたってライダーたちに支持されている不変の直管スタイルを持っています。
ステンレス製で耐腐食性に優れ、特殊なつや消しブラック塗装が耐熱性能を発揮します。
また、大口径Φ76.2のテールパイプを採用し、迫力のルックスと深みのある低音サウンドを楽しめます。
重量は約2.2kgと、スタンダードマフラーに比べて約60%の軽量化を実現し、運動性能の向上に寄与しています。
- JMCA認定の政府認証マフラー
- 排出ガス規制および騒音規制適合品
- 製品にはメーカー2年保証が付属
- 重量:2.2kg(スタンダードマフラー5.4kg)
- 近接排気騒音:86dB/3,500rpm
- ステンレス製で耐腐食性に優れ、特殊耐熱塗料のつや消しブラック塗装
- 大口径Φ76.2のテールパイプで迫力のルックスと低音サウンド
- 一体型マフラーで別体サイレンサー不要
- ヨシムラアジア(タイ)での一部生産
- アップタイプのマフラーレイアウト
- 加速性能に大きな変化は感じなかったが、サウンドが最高であり、購入して良かったとの感想。
- プロでない素人なりの感想だが、低速トルクが低下するかと思ったら加速型の特性を感じた。
- とにかくサウンドが素晴らしく、買って良かったと満足している
▽購入はこちらから
ダックス125のマフラー自分で取り付けして工賃を節約しよう!
マフラーの取り付けは、専門的な知識や技能を必要とする作業ですが、適切なツールと情報があれば、自身での取り付けも十分可能です。
YouTubeなどのオンラインリソースを活用し、取り付け方法や注意点を学ぶことで、専門店に依頼することなく工賃を節約することができます。
もちろん、作業に不安がある場合は、プロに依頼するのが無難ですが、基本的な手順を理解し、注意深く作業を進めれば、問題なく取り付けることができるでしょう。
おすすめ工具やケミカル類は、以下のリンクを参考にして下さい。実際に現場で使用しているものも紹介してます。
>>現役整備士がおすすめするバイク用工具はこれだ【最低限これでOK】
>>【整備士が選ぶ】持っていると便利なバイク用ケミカル15選!!
>>『整備士が解説』バイク用メンテナンススタンドのおすすめはコレ!
まとめ|ダックス125にはヨシムラマフラーがおすすめ!
ダックス125のオーナーがマフラー選びに成功し、満足のいくバイクライフを送るためには、ヨシムラマフラーが最適です。
優れたパフォーマンス、耐久性、美しいデザインが、多くのバイクオーナーから支持を受けています。
価格が高いと感じる方もいるかもしれませんが、その価格に見合った価値が確かに存在します。
自分で取り付けることで工賃を節約し、長く快適なバイクライフを楽しめるでしょう。