『出先でエンジンがかからない!』
『冬場のエンジンのかかりが悪い。』
なんて、経験がある方も多いのではないでしょうか。
バッテリーの点検してますか?
新品のバッテリーでも放置していれば、バッテリーはどんどん劣化していきます。
一度、劣化してしまったバッテリーは復活しないので、日頃の保管方法が大切になります。
ロードトラブルの原因で多いのがパンクとバッテリー上がり。
こまめな点検や正しい方法でバッテリーを保管していれば、バッテリーの寿命を伸ばして、バッテリー上がりも防ぐことが出来ます。
今回の記事ではその方法について解説していきます!
バッテリーの交換時期は?寿命が近い時のサイン
一般的にバッテリーは2.3年での交換が推奨されています。
距離にすれば50,000kmほど。
排気量などによって寿命は変わってきます。
特にハーレーなどのセルの重たいバイクでは、弱ってしまったバッテリーでの始動は困難。
逆に250ccクラスのバイクだと、わりと放置しててもふつうにセル回ったりします。
バッテリーというのは、放置してればどんどん自然放電し、エンジンをかけて走行すれば充電されるものです。
ただ、自然放電しすぎて、劣化してしまったバッテリーは再び充電しても、性能は回復しません。
そうなった場合、もう交換するしか方法はありません。
バッテリーの寿命を迎えると次のような症状が出ます。
- セルモーターが回らない(セルの回りが弱い)
- ライトなどの灯火類が暗い
- ホーンの音が弱い
- 電圧が低い(12.5V以下)
普段から電圧のチェックをしていれば、弱ってきたことに気づけますが、そうでない場合は気づいた時には“時すでに遅し”バッテリーが完全に上がってしまった時ですね。
いつもよりセルスターターの回りが弱いなと思った時は要注意です。
こまめに電圧をチェックするにはテスターを用意しましょう。
1000円以下の安いもので十分です。↓
電圧チェックの時のポイントは
- キーOFFの状態での電圧が12.5V以下かどうか。
- テスターを当てた状態で、エンジン始動。バッテリーに負荷をかけた時の電圧が11.0V近く出ているかどうか。
- アイドリング時やエンジンの回転数をあげた時にバッテリーが正常に充電されているかどうか。(14.0V前後)
参考として
- 13.0V→100%
- 12.4V→60%
- 11.8V→20%
- 10.5V→0%
12.5V〜13.0Vくらいの電圧を維持しておけばOKです。
バッテリーの寿命を伸ばす(長持ちさせる)方法
バッテリーの交換時期は2.3年とも言われていますが、しっかり管理していれば4.5年は使えるでしょう。
毎日、通勤などで使っていれば、電圧も下がらず良い状態を維持できます。
週末ライダーなどでバイクに乗る機会が少ない方は、自然放電しやすく、バッテリーの管理をしっかりする必要があります。
バッテリーを長持ちさせる方法は
- 満充電の状態を維持する。
- 長期間、乗らない場合はバッテリーを外す。
- セルを回しすぎない。
- 急速充電を行わない。
この4つです!
満充電を維持する。
毎日乗る方はそこまで気にする必要はないです。
たまにしか乗らない方は、自然放電してしまうので、充電器を使って、こまめに充電するのがオススメです。
エンジンオフの状態でヘッドライトなどをつけっぱなしにすると、バッテリーの充電はどんどん減ってしまうので要注意。
バッテリー自体の劣化も早くなります。
充電器はコチラがオススメ。
金額は少ししますが、フルオートでバッテリー管理ができます。
コンセントに繋げておくだけでOK
安いのがいいよって方はコチラがオススメ。
長期間、乗らない場合はバッテリーを外す。
冬場などで長期間バイクに乗らない場合は、バッテリーを車体から外しておきましょう。
とはいえ、外していても、自然放電はするので、こまめに電圧チェックとバッテリーチャージャーで充電をしましょう。
セルを回しすぎない。
セルを回している時は、バッテリーは減る一方です。
冬場などで、エンジンがかかりにくい状況の際にも、セルの回しすぎには注意。
セルモーターはけっこう大きな電力を使いますので。
キックスタートのあるバイクなどではキックでバッテリーの消耗を抑えられます。
急速充電を行わない。
急速充電はバッテリーを痛めます。
緊急の時以外は出来るだけ避けましょう。
一般の充電でゆっくり時間をかけて充電を行います。
フルオートのバッテリーチャージャーであれば、繋げっぱなしでも過充電にならないので安心です。
リチウムバッテリーなら自然放電が少ない
今まで説明してきたのは、いわゆる『鉛バッテリー』についてです。
鉛バッテリーの弱点を克服したバッテリーも存在します。
それが『リチウムイオンバッテリー』です!
つまり、スマホとかに使われてるバッテリーですね。
リチウムバッテリーはたくさんのメリットがあります。
- とにかく軽い(鉛バッテリーの1/5ほど)
- 小型
- 自然放電が少ない
- 一気に大きなパワーが出せる
- 過充電に強い
- 過放電しても再充電できる
もちろん、メリットだけではなくデメリットもあります。
デメリットについても知りたい方はコチラ↓
バッテリーの購入はカーエイドがオススメ
初心者の方でもわかりやすく、間違えずにバッテリーの購入するならカーエイド
がオススメです。
なんと言っても、初心者でもわかりやすい。
そして安い。
あと、元々ついていたバッテリーの回収もしてくれるという神サイト。
車種を選べば、鉛バッテリーもリチウムバッテリーも適合の商品を表示してくれます。
まずは『バイクバッテリー』を選択
カテゴリーから『バイクバッテリー』をクリック。
バイクメーカーを選んで車種を選択
試しに『ヤマハ セロー』のバッテリーを探してみます。
ヤマハをクリック。
セローをクリック。
車検証などで型式を確認します。
こんな感じでリチウムバッテリーも鉛バッテリーも表示してくれます。
そして安い。
バッテリーの回収もしてくれる
カーエイドはバッテリーの無料回収などのサービスもあります。
不要バッテリーは捨て場所に困るので、けっこう助かるサービスですね。
送料に関しても、3,980円以上はすると思うので、無料で購入できます。
サイト内にバッテリー交換の動画もあるので、交換方法がわからない方も安心。
もし、バッテリーが上がってしまったら?
もしバッテリーが上がってしまったら、次のことを試してください。
- ブースターケーブルを使う
- ジャンプスターターを使う
- キック・押しがけで始動する
- バッテリーをお店で充電してもらう
- バッテリーを新品に交換する
最近の電子制御のバイクでは、キック・押しがけではエンジンをかけれない場合もあります。
ブースターケーブルも助けてくれる人(バイク)がないと使えないので、ジャンプスターターがオススメ。
ツーリング先でも自宅でも使用できます。
バッテリーの交換時期・寿命を伸ばす方法まとめ
それでは、この記事のおさらいです。
バッテリーの交換時期、寿命を迎えると次のような症状が現れます。
- セルモーターが回らない(セルの回りが弱い)
- ライトなどの灯火類が暗い
- ホーンの音が弱い
- 電圧が低い(12.5V以下)
またバッテリー電圧の目安として
- 13.0V→100%
- 12.4V→60%
- 11.8V→20%
- 10.5V→0%
こまめなチェックを心がけましょう。
また、バッテリーの寿命を伸ばす(長持ちさせる)方法は
- 満充電の状態を維持する。
- 長期間、乗らない場合はバッテリーを外す。
- セルを回しすぎない。
- 急速充電を行わない。
以上の4つに気をつけましょう。
ツーリング先でのバッテリー上がりはとても苦労しますので、日頃のチェックやメンテナンスが大切です。
リチウムバッテリーにしてしまうのもオススメ。
それでは素敵なバイクライフを!