バイクのカスタムとして人気なのがフェンダーレスキットの取り付けです。特にCBR250RR(MC51)においては、そのスポーティなデザインを一層際立たせる効果があります。
しかし、どのフェンダーレスキットを選べばいいのか、自分で取り付ける際には何を注意すべきなのかなど、悩みは尽きませんよね。
この記事では、CBR250RR(MC51)用のおすすめフェンダーレスキットを5つ紹介し、それぞれの特徴や、フェンダーレスにするメリットとデメリットも解説します。
さらに、自分で取り付ける際のポイントも提供します。
この記事を読めば、あなたもフェンダーレスカスタムの達人に一歩近づけることでしょう。
- フェンダーレスのメリット・デメリットを解説
- CBR250RR用フェンダーレスキットのおすすめ5選を解説
✔︎この記事を書いてる人
この記事を書くボクはバイク歴6年、バイク屋で整備スタッフとして4年間働いています。
まだまだ勉強中ですが、有益な情報を発信できたらなと思っています。
クラシックバイク(特に外車)が好み。
CBR250RRをフェンダーレスにするメリットとデメリットを解説
フェンダーレスにすることでCBR250RRはさらにスポーティな見た目に変化します。
スリムな尾部が特徴的で、特に後方からの視線でその変化は顕著です。
しかし、カスタムは見た目だけでなく、使用状況や法律面も考慮すべきです。
フェンダーレスにはメリットとデメリットが存在するので、それぞれを理解した上で自分に合った選択をしましょう。
フェンダーレスにするメリット
フェンダーレスの最大のメリットはそのスタイリッシュな見た目です。
リア部分がスッキリとして、バイク全体が洗練された印象を与えます。
さらに、フェンダーを取り除くことで少なからず重量削減が可能となり、バイクのハンドリングにも影響を及ぼす可能性があります。
しかし、見た目やハンドリング以外にも注意点があります。
これらのメリットを享受する前に、デメリットもしっかり理解しましょう。
フェンダーレスにするデメリット
フェンダーレスのデメリットとして最も大きいのが、泥や水しぶきの飛散問題です。
フェンダーがないため、路面からの泥や水が直接ライダーやバイクに飛び散る可能性が高まります。
また、フェンダーレスによって車検非対応になる可能性もあります。
特にナンバープレートやリアライトの位置が法律に適合しない場合、これらが問題となる場合があります。
CBR250RR(MC51)用フェンダーレスキットのおすすめ5選|バイク屋が解説
CBR250RR(MC51)用のフェンダーレスキットは多く存在しますが、ここでは特におすすめの5つを紹介します。
それぞれのキットには、デザイン、取り付けの容易さ、価格など独自の特徴があります。
それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルやバイクへの愛着を反映した選択をしましょう。
1. YOSHIMURA ヨシムラ フェンダーレスキット
CBR250RRのスタイルとパフォーマンスを向上させるために設計されたYOSHIMURAのフェンダーレスキットは、そのデザインと機能性で一歩抜きん出ています。
キットは、マシンに合わせたデザインと、剛性と強度を保証するステンレス製ブラケットを備えています。
3連スリットに肉抜きされたブラケットは、剛性を損なうことなく軽量化を実現しています。
ただし、車体の長さに30mm以上の変更が生じるため、管轄の運輸支局へ構造変更の申請が必要となります。
- 上向き40°保安基準適合(新基準に適合)
- 純正ウインカー対応
- 高耐久性と小型化に貢献するステンレス材を使用したブラケット
- 取付方法に配慮したブラケット構造
- ナンバー灯の配線が必要
- 取り付け自体は簡単だが、純正テールカウルの取り外しが難しいとの声
- 純正ナンバー灯の±判断にはテスターが必要との指摘
- ヨシムラと純正ケーブルのサイズが異なるため、変換コネクターで接続する必要があるとのアドバイス
- 作りは不親切で、配線が簡単に接続できて欲しいという意見
- スタイリングは良く、価格相応の品質があるとの評価
- ライセンスライトのコネクタが無いので、別途購入して接続する必要があるとの情報
- 完全ボルトオン設計で、取り付けが楽
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2. ENDURANCE エンデュランス フェンダーレスキット
車体のリア部分をスリム化し、カスタム感を高めるこのフェンダーレスキットは、純正ウインカー、ライセンスライト、リフレクターがそのまま使用可能なため、余分なコストを抑えることが可能です。
また、カウル等の加工が必要なく、ボルトオンで取り付けが可能な設計となっています。
これにより、余計な部品の追加購入や手間を省き、お求めやすい価格を実現しています。
適合する車種・年式は、HONDAのCBR250RR(‘23.2~)【MC51-1500001~】、CBR250RR(‘20.9~’23.2)【MC51-1300001~1499999】、CBR250RR(‘17.5~’20.9)【MC51-1000001~1299999】となっています。
- リア周りをスッキリさせ、カスタム感をアップ
- 純正ウインカー、ライセンスライト、リフレクターがそのまま使用可能
- カウル等の加工の必要なし、ボルトオンで取り付け可能
- 余計な部品の追加購入不要でお求めやすい価格
- 適合車種・年式: HONDA CBR250RR(‘17.5~’23.2)
- 価格が手頃で、余分な物が付いていないとの評価
- ウィンカーやリフレクターの追加購入が不要なため、このキットだけで作業が完結するのは良いとの意見
- フェンダーレスのフレームが薄い鉄板のため、剛性が不足しているとの指摘
- 振動に対する敏感さがあるため、気になる方は剛性が高いものを選んだ方が良いとのアドバイス
- 同梱されている説明書が分かりにくいとの声
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3. HURRICANE ハリケーン フェンダーレスキット
CBR250RR (MC51) 2017モデル以降の車種に対応したフェンダーレスキットです。
ブラックアルマイトで仕上げられたアルミ製ベースは、耐久性と美観を兼ね備えています。
また、2023年4月以降の新基準対応のナンバープレートに適合し、高輝度白色LEDライセンスランプと専用ハーネスが付属しています。
純正ウインカーもそのまま取り付けることが可能ですが、リフレクターは別途必要となります。
ボルトオン式の設計により、ノーマルウインカーの使用も可能です。
- ’17年以降のCBR250RR (MC51)に適合
- アルミ製ベースにブラックアルマイト仕上げ
- 2023年4月ナンバープレート新基準対応
- 高輝度白色LEDライセンスランプと専用ハーネス付
- 純正ウインカー取付可
- リフレクターは別途必要
- ボルトオン式設計、ノーマルウインカー使用可能
- ナンバー灯が付属していて、価格が手頃であるとの評価
- スッキリとした見た目と純正ウィンカーの自然な取り付けに満足感
- 取り付けに関しては説明書が一枚の簡易的なもので、苦労したとの声
- フェンダーの取り付け方法について、ネジとナットではなく、ナット部分を溶接する等の改善があれば良いとの意見
- ナンバー灯部分のステーがやや大きいとの指摘、もう少しコンパクトな方が良いとの希望
- 同製造メーカーのリフレクターの購入を推奨する
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4. KIJIMA キジマ フェンダーレスキット
このフェンダーレスキットは、スチール製で本体色はシルバーとなっています。
リアビューをスッキリとカスタム化し、走りも見た目も軽快なお手軽カスタムを提供します。
新保安基準に対応した40度の傾斜を持つ設計でありながら、カスタム度をアップするデザインに仕上げています。
また、保安基準内に全長を収め、さらに実用的に泥はねを防ぐマッドガードが付属しています。
このフェンダーレスキットは、ノーマルウインカー対応ステー、LEDライセンスランプ、スリムタイプリフレクター、マッドガードが付属するため、構造変更を必要とせずにご使用いただけます。
- スチール製、カラー:シルバー
- 付属品:ノーマルウインカー対応ステー、LEDライセンスランプ、スリムタイプリフレクター、マッドガード
- 平成33年4月1日ナンバープレート新基準対応品
- 新保安基準に合わせた40度の傾斜設計
- 保安基準内に全長を収めるデザイン
- 泥はね防止のマッドガード付き
- 構造変更不要で取り付け可能
- 泥はねは全くないわけではないが、マッドガードの存在で気にならないとの意見
- 購入の決め手はフックがそのまま使用可能であることと、マッドガードの有無
- 金属部分が純正と比較して若干安っぽく見えるとの指摘
- 取り付けに苦労したとのコメント
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5. KITACO キタコ フェンダーレスキット
このフェンダーレスキットはテール周りをスッキリとしたスタイルに変えることが可能です。
スチール製でブラック仕上げとなっており、シンプルで洗練されたデザインを提供します。
ボルトオン式で取り付けボルトとカラー類が付属しているため、取り付けが容易です。
ノーマルのライセンス照明とウインカーを使用でき、2021年度ナンバープレート新基準に適合しています。
なお、リフレクターキットは別途必要となり、ノーマルフェンダーにあるフックプレート(2箇所)はこのキットには含まれていません。
- フェンダーの無いすっきりとしたスタイル
- スチール製、ブラック仕上げ
- ボルトオン式、取付ボルト、カラー類付属
- ノーマルライセンス照明、ウインカー使用可能
- 2021年度ナンバープレート新基準適合品
- 別途リフレクターキットが必要
- ノーマルフェンダーにあるフックプレート(2箇所)は無し
- 取り付け後の見た目がスッキリしていると好評だが、重さが純正品と変わらないとの指摘あり
- フェンダーレスの種類が多く悩んだが、価格面でこの商品を選択。作業時間は1人で約3時間とのコメントあり
- 取り付けが難しく、1人だと大変という意見も
- 取り付けが簡単だったという声もあり、見た目の良さに満足するユーザーも多い
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CBR250RRのフェンダーレスキットは自分で取り付けして工賃を節約しよう!
フェンダーレスキットの取り付けは一見難しそうに思えますが、適切な工具と情報さえあれば自分で行うことが可能です。
この自己取り付けによって、バイクショップに頼むよりも工賃を大幅に節約できます。
YouTubeなどの情報サイトを活用して取り付け方法を学びましょう。
また、自身でバイクをカスタムする楽しみも得られます。
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まとめ|CBR250RRをフェンダーレスにカスタムして楽しもう!
フェンダーレスにすることでCBR250RRは新たな魅力を持つことができます。
見た目のスポーティさはもちろん、重量削減によるハンドリングの変化など、実感できる変化がたくさんあります。
しかし、フェンダーレスにはメリットだけでなくデメリットもあるため、よく理解してからカスタムを行うことが大切です。
また、適切なフェンダーレスキットを選び、自分で取り付けることでさらにバイクライフを楽しむことができます。