バイク乗りにとって冬の寒さは大敵ですが、グリップヒーターがあれば快適なライディングが可能になります。
この記事では、2023年版おすすめのグリップヒーター11選を、取り付けの簡単さや機能性に焦点を当てて紹介します。
また、自分での取り付け方法や電熱グローブとの比較も解説。
この記事を読めば、冬のライディングがより快適になること間違いなしです。
- おすすめのグリップヒーターを解説
✔︎この記事を書いてる人
この記事を書くボクはバイク歴6年、バイク屋で整備スタッフとして4年間働いています。
まだまだ勉強中ですが、有益な情報を発信できたらなと思っています。
クラシックバイク(特に外車)が好み。
【取り付け簡単】USB電源で使えるグリップヒーターのおすすめ4選
取り付けやすさはバイク用グリップヒーター選びの重要なポイントです。
USB電源タイプは、特にその便利さが際立ちます。
これらのモデルは、電源の取り出し作業が不要で、必要な時に簡単に取り付け可能です。
そのため、取り付け工程が簡略化され、時間と労力を節約できます。
USB電源をまだ装備してない!という方はこちらの記事を参考にして下さい。
>>【5,500円〜】バイクのUSB電源の取り付け工賃は?自分で取り付け可能?
・デイトナ HOT GRIP 巻きタイプEASY USB(巻き付けタイプ)
・エンデュランス OPMID オプミッド 汎用 グリップヒーター
・コミネ(KOMINE) バイク用 EK-313 スリップオンエルゴノミクスUSBグリップヒーター
・カエディア (Kaedear) バイク グリップヒーター 巻き付け KDR-GH2-5
デイトナ HOT GRIP 巻きタイプEASY USB(巻き付けタイプ)
この巻き付け式ホットグリップは、取り付けが簡単で手軽に使用できる商品です。
専用グリップへの交換が不要で、USB接続による電源取り出しもシンプル。
消費電力は11Wと省電力設計されており、薄くて断線しにくいフィルムヒーターが採用されています。
ON/OFFスイッチはUSB端子に一体式で、目立ちにくいデザインになっています。
ただし、使用にあたっては、出力が5V2.1A以上のUSBポートが必要です。
※モバイルバッテリーでの使用時間の目安:6000mAhで約1〜1.5時間。(使用環境やバッテリーの劣化状態で増減します。)
- USB電源で、配線加工が不要。
- 専用グリップへの交換不要な巻き付け式。
- 消費電力は11Wと省電力。
- ハンドル径:22.2mm。
- ヒートシートのサイズは95×105mm。
- 温度調節機能はなく、長時間の連続使用は避ける。
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エンデュランス OPMID オプミッド 汎用 グリップヒーター
「エンデュランス OPMID オプミッド 汎用 グリップヒーター」は、寒い時期に便利なクリップ式グリップヒーターです。
USB電源に接続するだけで使用でき、取り付けも簡単です。
コントローラーがコード上に備えられており、ヒーターのオン/オフや3段階の温度調節が可能です。
グラスファイバー入りの強化樹脂製インナーとラバー質のアウターが一体成型されており、丈夫でありながらも薄さを保っています。
- USB電源に接続するだけで使用可能
- 取り付けが簡単なクリップ式
- コントローラーでオン/オフや温度調節が可能
- 強化樹脂製インナーとラバー質のアウターで丈夫
- 省電力で十分な熱量を確保
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コミネ バイク用 EK-313 スリップオンエルゴノミクスUSBグリップヒーター
お手持ちのモバイルバッテリーや車両のUSBソケットから給電可能で、左右独立したUSB端子により安定した発熱を実現。
2.1A以上の出力を持つモバイルバッテリーを使用することで、15Wのハイパワー発熱を体感できます。
取り付けは現在のグリップにはめ込むだけで、三段階の温度調節が可能なスイッチも装備しており、使い勝手の良さも抜群です。
- USB端子を使用し、簡単に装着可能
- 独立したUSB電源で安定した発熱量を提供
- 2.1A以上のUSB出力が必要で、モバイルバッテリー2つが別途必要
- 15Wのハイパワーと高効率設計で暖かさを実現
- 三段階の加温調整が可能なスイッチ付き
- 掌サポートとスロットルサポート機能を付帯
- 取り付けが簡単で、車のハンドルにも使用可能だが、非推奨
- 暖かさは強設定でないとグローブを通じて感じにくい
- ハンドルカバーとの併用で12月、1月でも素手での使用が可能
- 大型バイクでの走行風による冷却効果で暖かさが減少することがある
- スイッチのシリコン部が取れやすく、改善が望まれる
- 指先にヒーター部が当たらないため、握り方を変える必要がある
- 防水配線には工夫が必要だが、脱着が簡単で温度も納得の品質
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カエディア (Kaedear) バイク グリップヒーター 巻き付け KDR-GH2-5
この製品は、従来のグリップヒーターと比べて操作性や快適性は劣るものの、USB入力により気軽に使用できる点が魅力です。
特に、お気に入りのグリップを変更せずに冬を快適に過ごしたい方や、複数のバイクでヒーターを使い回したい方に適しています。
ただし、一般的なグリップヒーターを求める方には推奨されません。
Kaedear(カエディア)製で、品質の高さも期待できます。
- グリップサイズ:標準ハンドル汎用、長さ105mm、幅96mm、厚さ2.0mm。
- 入力電圧:USB(5V2A)。
- 作動電圧:5V。
- 最大出力:10W。
- 作動温度:-30℃-100℃。
- 素材:PVC、ポリプロピレン、複合繊維熱線。
- セット内容:ロールヒーター、USBハーネス、締め付け紐、日本語説明書。
- ブランド:Kaedear(カエディア)。
- メーカー保証期間:1年。
- 製品の作りが良く、耐久性に期待が持てる。
- 5段階の温度設定で迅速に暖まる。
- 取り付けは紐で結びつける方式で、少々手間がかかる。
- USBソケットがあればすぐに使用可能。
- ケーブルは丈夫で、余った部分はタイラップでまとめることができる。
- 防水性が高く、雨天時でも安心して使用できる。
- ハンドルカバーと併用すると、効果が高い。
- しかし、紐での縛り付けが面倒で、簡単な脱着を期待していた点では不満が残る。
- 全体的に品質が高く、満足度が高い。
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【しっかり取り付け】グリップヒーターのおすすめ7選
グリップの固定性は、特に長距離や冬季のツーリングでは重要です。
しっかりとした取り付けが可能なグリップヒーターは、安心して使用でき、グリップの太さが変わらないため、見た目もすっきりします。
・キジマ GH07(プッシュスイッチ一体式)
・キジマ GH08(スイッチ別体式)
・キジマ GH10(スロットルパイプ一体式)
・デイトナ ホットグリップ ヘビーデューティー4Sn
・デイトナ ホットグリップ ヘビーデューティー ビルトイン4Sn
・エンデュランス SPモデル(薄型スイッチモデル)
・エンデュランス HGモデル(電圧計付きモデル)
GH07(プッシュスイッチ一体式)
キジマ GH07は、利便性と機能性を兼ね備えたグリップヒーターです。
スイッチ一体型であり、ハンドルから手を離さずに温度レベルの調整が可能です。
ボタン式スイッチの採用により、ON/OFFや温度調整が非常にし易くなっています。
また、5色のLEDインジケーター表示があり、温度レベルが一目でわかる設計になっています。
グリップ部分のゴム材は耐候性・耐久性が大幅に向上しており、長期間の使用にも適しています。
さらに、バーエンドタイプ・非貫通タイプに両対応しており、豊富なサイズ展開があるため、多くのバイクに適応可能です。
- スイッチ一体型で温度調整が容易
- ボタン式スイッチで操作がし易い
- 5色のLEDインジケーターで温度レベルが一目で確認可能
- グリップ部分のゴム材が耐候性・耐久性に優れている
- バーエンドタイプ・非貫通タイプに両対応
- 豊富なサイズ展開で多くのバイクに適応
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GH08(スイッチ別体式)
「キジマ GH08」は、スイッチ別体式のグリップヒーターで、使用者の利便性を重視した設計が施されています。
握りやすさを考慮したスリムなデザインと新しいヒーター構造により、熱の伝達が速く、快適な暖かさを提供します。
別体式スイッチは操作が簡単で、好みの温度に簡単に調整が可能です。
電気的ロスを減らすデジタルパルス式スイッチや、低電圧時でも安心の電圧制御機能も搭載。
さらに、耐久性の高いシリコンラバーをスイッチに採用しており、長期間の使用にも適しています。
- スリムなデザインで握りやすい
- 新しいヒーター構造で熱の伝達が速い
- 操作が簡単な別体式スイッチ
- デジタルパルス式スイッチで電気的ロスが少ない
- 電圧制御機能付き
- 耐久性の高いシリコンラバーをスイッチに採用
- 豊富なサイズ展開
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GH10(スロットルパイプ一体式)
「キジマ GH10」は、スロットルパイプ一体式のグリップヒーターで、取り付けが非常に簡単です。
GH07の機能を引き継ぎつつ、グリップ径は32mmまでスリム化され、握りやすさが向上しています。
新設計のコンパクトスイッチを採用し、5段階の温度調整が可能。LEDインジケーター表示で温度レベルが容易に認識できます。
デジタルパルス式スイッチにより、電気の無駄が少なく、低電圧時でも安心して使用できる設計になっています。
- スロットルパイプ一体式で取り付けが簡単
- グリップ径が32mmで握りやすい
- 5段階の温度調整が可能
- LEDインジケーターで温度レベルが確認しやすい
- デジタルパルス式スイッチで電気の無駄が少ない
- 低電圧時でも安心の設計
- バーエンドタイプ・非貫通タイプに対応
▽購入はこちらから(120mm)
▽購入はこちらから(130mm)
ホットグリップ ヘビーデューティー4Sn
このグリップヒーターは、寒い季節のバイク運転を快適にサポートします。
特筆すべきは「クイックヒート機能」で、電源をONにすると最大出力で4分間急速暖房が行われます。
これにより、手がすぐに暖かくなります。
また、12V車専用設計で、グリップエンドが貫通しているため、バーエンドの装着も可能です。
操作性にも優れ、細めのグリップが採用されており、取り回しが容易です。
ただし、発電能力が不足している車両やバッテリーレス車には使用は推奨されません。
- クイックヒート機能で、電源ON時に4分間急速暖房。
- 12V車専用設計で、グリップエンドが貫通している。
- 細めのグリップが採用され、操作性が良好。
- スイッチ取付用ブラケットが付属。
- 発電能力不足の車両やバッテリーレス車には使用不可。
- セレクトスイッチのLEVEL3、4は常時使用しないよう注意が必要。
▽購入はこちらから
ホットグリップ ヘビーデューティー ビルトイン4Sn
このグリップヒーターは、見た目のスッキリさと機能性を兼ね備えています。
スイッチがグリップに埋め込まれており、純正に近い細さのグリップ径が特徴です。
速暖クイックヒート機能が付いており、スイッチをオンにするとすぐに暖まります。
また、温度が逃げにくく、ねじれに強い樹脂製インナーとフィルムヒーターが採用されており、断線しにくい構造になっています。
- スイッチがグリップに埋め込まれ、見た目がスッキリ。
- 速暖クイックヒート機能付き。
- φ22.2mmハンドル車、12V車専用。
- エンドが貫通式で、バーエンドの装着が可能。
- 発電能力不足の車両やバッテリーレス車には使用不可。
- セレクトスイッチのLEVEL3、4は常時使用を避ける。
▽購入はこちらから
SPモデル(薄型スイッチモデル)
「エンデュランス SPモデル」は、スタイリッシュで機能性に優れたグリップヒーターです。
新しいSPスイッチは操作性が向上し、ダイレクトな押し心地を実現しています。
このモデルは、ハンドル周りのスペースを最小限に抑え、スポーティなバイクにも適しています。
5色のLEDランプで電圧レベルやヒーターレベルが一目でわかります。
また、オールシーズン活躍する機能も備えており、暖かい季節でもバッテリー管理が行えます。
- SPスイッチにより操作性が向上
- ハンドル周りのスペースを最小限に抑える設計
- 5色のLEDランプで電圧レベルやヒーターレベルが確認可能
- オールシーズンでの使用が可能
- レギュレート機能や最大出力調整機能など、便利な機能が充実
- 防水機能で雨の日も安心
▽購入はこちらから
HGモデル(電圧計付きモデル)
「エンデュランス HGモデル」は、オールシーズン使用可能な高性能グリップヒーターです。
流行りの反転液晶を採用し、見やすさと操作性を向上させています。特に、HGスイッチの機能が充実しており、走行中のボタン操作を最小限に抑えることができます。
スタートアシスト機能やレギュレート機能など、バイクの運転をサポートする多彩な機能が装備されています。
また、防水機能もあるため、雨天時でも安心して使用することができます。
長さは115mm、120mm、125mm、130mm(1インチ)をラインナップしています。
- オールシーズン使用可能
- 反転液晶で見やすいディスプレイ
- 多彩な機能を持つHGスイッチ
- スタートアシスト機能やレギュレート機能など、便利な機能が充実
- 防水機能で雨天時も安心
- 複数の長さから選べるサイズ展開
▽購入はこちらから(115mm)
▽購入はこちらから(120mm)
▽購入はこちらから(125mm)
▽購入はこちらから(130mm1インチ)
グリップヒーターは自分で取り付けして工賃を節約しよう!
グリップヒーターの取り付け作業はYouTube等を参考にすると良いでしょう。
自分で取り付けることで、工賃を節約することが可能です。
おすすめ工具やケミカル類は、以下のリンクを参考にして下さい。
実際に現場で使用しているものも紹介してます。
>>現役整備士がおすすめするバイク用工具はこれだ【最低限これでOK】
>>【整備士が選ぶ】持っていると便利なバイク用ケミカル15選!!
>>『整備士が解説』バイク用メンテナンススタンドのおすすめはコレ!
電熱グローブとグリップヒーターはどちらがおすすめ?
冬のバイクライディングでの手の保温には、電熱グローブとグリップヒーターがあります。
電熱グローブは、手全体を均等に暖めることができ、特に指先の冷えが気になるライダーにおすすめです。
一方、グリップヒーターは、取り付けてしまえば常に使用可能で、手袋を変える必要がありません。
また、グリップヒーターはバイクの電源を利用するため、充電の必要がなく、長時間の使用にも適しています。
それぞれの特長やメリットを比較し、あなたのライディングスタイルに合った選択をしましょう。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
>>【比較してみた】電熱グローブとグリップヒーターどっちがおすすめ?
まとめ|冬ツーリングにはグリップヒーターはマストアイテム!
結論として、冬のツーリングにはグリップヒーターが欠かせません。
簡単に取り付けられるUSB電源タイプからしっかり固定できるモデルまで、様々なオプションがあります。
自分で取り付けることで、工賃を節約し、バイクのメンテナンススキルを向上させることもできます。
また、電熱グローブとの併用により、さらに快適な冬のライディングが実現します。
この記事で紹介した各種グリップヒーターを参考に、あなたにとって最適な選択をしてください。
おすすめのグリップヒーターをもっと知りたい方は以下の記事を参考にして下さい。
キジマとエンデュランスのグリップヒーターを比較|バイク屋が解説
USB電源で使える!グリップヒーターおすすめ3選をバイク屋が解説